政治を知る

Basics

政治の超基本

中学生でも分かる超基本を、比喩と動く図解で解説します。 ここを読めば、ニュースの政治用語が「なんとなく」分かるようになります。

1. 与党と野党

一言で:「料理を作る側」と「味見をする側」。

与党が政府を運営して、政策・予算・法律を作る。野党はそれを国会でチェック・対案提案する。 日本ではほとんどの期間、自民党が与党。2025 年現在は自民党と公明党の連立政権。

なぜ大事?

与党が変わると、税金の使い方・外交・社会保障の方針が大きく変わる。 「どの党が与党にいるか」は、私たちの生活に直結する。

2. 衆議院と参議院(二院制)

一言で:「速く決める部屋」と「じっくり考える部屋」の二段構え。

法律も予算も、両方を通らないと成立しない。同じものを 2 回チェックすることで、 慌てた決定を防ぐ。意見が食い違うときは衆議院の方が優先される(衆議院の優越)。

3. 三権分立

一言で:「ルール作り」「実行」「ジャッジ」を別の組織がやる。

国会(立法)が法律を作り、内閣(行政)が実行し、裁判所(司法)が違憲かどうかジャッジする。 1 つの権力に集中すると独裁になるので、3 つに分けて互いを見張り合う仕組み。

4. 選挙の仕組み

一言で:18 歳から、無料で、誰でも一票を投じられる。

日本は 18 歳から投票できる。1 票の重さは全員平等。衆議院は最大 4 年に 1 回(解散があれば前倒し)、参議院は 3 年に 1 回半数改選。 投票は 選挙区(人を選ぶ)と 比例代表(政党を選ぶ)の 2 票。

5. 法律ができるまで

一言で:4 つの駅を通って、最後に「公布」される。

法案は 提出 → 委員会審議 → 本会議採決 → 公布の順に進む。途中で修正されたり、止まったり、廃案になったりする。 提出は議員(議員立法)でも内閣(閣法)でもできる。

6. 投票のやり方(はじめての人へ)

  1. 1

    投票所入場券が家に届く

    選挙の前にハガキが届く。住民票がある自治体から。

  2. 2

    投票日に投票所へ

    ハガキを持って、近所の小学校・公民館などへ。身分証なしでも OK。

  3. 3

    投票用紙に名前を書く

    選挙区は 候補者名、比例代表は 政党名。 鉛筆は会場にある。

  4. 4

    箱に入れて完了

    所要 5 分。終わったら帰れる。

投票日に行けない人は?

期日前投票: 公示日の翌日から投票日前日まで、 市役所などで投票できる。仕事や旅行で OK。理由を聞かれても「予定がある」で十分。

7. 用語集

ニュースで出てくる言葉、これだけ押さえれば 8 割わかる。

与党よとう
政権を担当している政党。日本では自民党と公明党が連立で与党。
野党やとう
与党以外の政党。政府の政策をチェックし、対案を示す役割。
国会こっかい
国の唯一の立法機関。衆議院と参議院の二院で構成される。法律・予算・条約を決める。
内閣ないかく
国の行政の中心。総理大臣と国務大臣で構成。法律を執行し、予算を編成する。
閣議かくぎ
内閣の会議。総理大臣と全大臣が参加。重要事項は全員一致が原則。
解散かいさん
衆議院議員全員の任期を途中で終わらせて選挙をやり直すこと。総理大臣の権限。
総選挙そうせんきょ
衆議院の全議席を改選する選挙。任期満了か解散の後に行われる。
通常選挙つうじょうせんきょ
参議院議員の半数を 3 年に 1 回改選する選挙。
比例代表ひれいだいひょう
政党の得票数に応じて議席を配分する仕組み。少数派の声も国会に届く。
小選挙区しょうせんきょく
1 つの選挙区から 1 人だけ当選する仕組み。大政党に有利。
答弁とうべん
国会で議員の質問に対して大臣が回答すること。「答弁書」は文書での回答。
議事録ぎじろく
国会・委員会の発言を全て記録した公文書。kokkai.ndl.go.jp で誰でも全文検索可。
採決さいけつ
議題に賛否の票を投じること。多数決が原則。
過半数かはんすう
全体の半分を超える数。普通の議決はこれで通る。
3 分の 2さんぶんのに
全体の 2/3 以上。憲法改正の発議・参議院で否決された法案の衆議院再議決などで必要。
両院協議会りょういんきょうぎかい
衆参で議決が異なるとき、両院から 10 人ずつ集めて妥協案を作る会議。
予算よさん
国が 1 年間にどれだけお金を集めて何に使うかの計画。3 月までに国会で決める。
公約こうやく
選挙のときに政党や候補者が「当選したらこれをやります」と約束すること。
派閥はばつ
同じ政党の中の小さなグループ。お金・ポスト・候補擁立を差配してきた。
連立れんりつ
複数の政党が手を組んで政権を運営すること。日本では自民党と公明党が連立。

基本が分かったら、自分に近い政党を診断してみる

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