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最終更新: 2026-04-29

インボイス制度

個人事業主・フリーランスが「消費税の領収書」を発行する仕組み。

ざっくり言うと

レシートに『お店の登録印』が必須になった

会社が経費を税金で引くには、相手の請求書に『登録番号(適格事業者番号)』が押されてないと認められない、というルール。これまで売上 1,000 万円以下の個人事業主は消費税免税だったが、取引先が「登録番号がないと困る」と求めるため、登録 → 課税事業者化が事実上必要に。フリーランス・個人商店にとっては実質的な増税で、廃業を選ぶ人も出ている。

要点

正式名称は「適格請求書等保存方式」。2023 年 10 月 1 日に開始。事業者間で消費税を正確にやり取りするための制度。発行には税務署への登録(適格請求書発行事業者番号の取得)が必要で、登録すると免税事業者であっても課税事業者になる。これまで売上 1000 万円以下で免税だったフリーランス・個人事業主が、取引先からの要請で番号取得を迫られ、消費税負担が生じる事例が問題視されている。

これまでの経緯

  1. 2016

    軽減税率導入と同時に制度設計

    8%/10% の二重税率の正確な処理のため導入が決定。

  2. 2019

    .10

    区分記載請求書方式(移行期間)開始

    インボイス制度の前段階として軽減税率導入と同時にスタート。

  3. 2021

    .10

    適格請求書発行事業者の登録受付開始

    事業者は自分が課税事業者か免税事業者かを選択する必要が生じる。

  4. 2023

    .10

    インボイス制度 本格開始

    登録番号のない請求書では原則として仕入税額控除ができなくなる。経過措置あり。

  5. 2024

    個人事業主への影響顕在化

    出版・建設・飲食・芸能などの業種で、フリーランスが課税事業者化を迫られる事例が報道。

賛否の論点

制度推進派賛成

8%/10% の二重税率を正確に処理するために必要。消費税の納税義務がない事業者が「益税」として消費税分を懐に入れていた問題を是正する。EU など先進国で標準的な制度。

制度反対派反対

実質的にフリーランス・個人事業主への増税。事務負担も大きい。創業期の小規模事業者の経営を圧迫し、文化・芸能・建設の担い手不足を加速する懸念。

緩和・改善派中立

制度自体は必要だが、免税事業者からの取引における仕入税額控除の経過措置(80%・50% 控除)の延長や、簡易課税制度の拡充など、激変緩和を強化すべき。

だれが賛成 / 反対 / 中立か24 名のスタンス

※ スタンスは公開発言・国会答弁・公約・所属政党方針からまとめた要約。最新の発言は本人公式・国会会議録でご確認ください。

議事録・一次ソース

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