憲法改正
1947 年の施行以来、一度も改正されていない日本国憲法をどうするか。
喩ざっくり言うと
家のルールブック、80 年もの
日本国憲法は『家族みんなで守る家のルールブック』。1947 年に作られて、一度も書き直していない。中身を変えるには、家族会議(国会)で家族の 2/3 以上が賛成し、家族投票(国民投票)で過半数の同意が必要。書き直すか、そのままか。家族で意見が分かれている。
図関連する動く図解
1 つの権力に集中すると独裁になる。だから 3 つに分けて、互いをチェック・牽制する。 ぜんぶの根っこは「国民」。
概要点
時これまでの経緯
1947
.5月
日本国憲法 施行
GHQ 草案をベースに大日本帝国憲法を全面改正。象徴天皇制・基本的人権・戦争放棄を 3 本柱とする。
1955
自民党結党、「自主憲法制定」を党是に
保守合同で誕生した自民党が、占領下に作られた憲法の改正を党綱領に。
1960
安保闘争
日米安保条約改定をめぐる大規模デモ。憲法改正論議は長期間タブー化した。
2007
.5月
国民投票法 成立(第一次安倍政権)
改正手続きを定める国民投票法が成立。改正に向けた制度整備が進む。
2012
自民党 憲法改正草案 発表
前文から大幅に書き換えた草案を発表。緊急事態条項・国民の責務などが盛り込まれた。
2014
.7月
集団的自衛権の限定容認 閣議決定
解釈改憲で集団的自衛権の行使を可能に。翌年の安保法制につながる。
2017
.5月
安倍首相が「9 条への自衛隊明記」案を提唱
9 条 1 項・2 項を維持したまま自衛隊を書き加える「加憲」案。
2024
国会で改憲論議が継続
衆参の憲法審査会で議論は続くが、発議に必要な 2/3 の合意形成には至らず。
論賛否の論点
改正賛成派(賛成)
GHQ 占領下に作られた憲法を、独立した日本が自分の手で書き直すべき(自主憲法制定論)。9 条と自衛隊の現実の間にあるねじれを解消すべき。緊急事態条項の整備も必要。
改正反対・護憲派(反対)
9 条は戦争を防いできた歯止め。条文を変えれば戦争への道が開かれる懸念がある。緊急事態条項は権力濫用の余地。今の憲法は世界に誇るべき平和憲法。
論点別検討派(中立)
9 条は慎重、緊急事態条項・教育無償化・合区解消は議論の余地あり、と論点ごとに分けて議論すべきとの立場。
派だれが賛成 / 反対 / 中立か49 名のスタンス
賛成24 名
反対13 名
※ スタンスは公開発言・国会答弁・公約・所属政党方針からまとめた要約。最新の発言は本人公式・国会会議録でご確認ください。
新最新の動きNHK ニュース 政治カテゴリより自動取得(1 時間ごと更新)
- 衆議院憲法審査会 緊急事態条項の具体的なイメージ案作成へ2026年4月28日NHK
衆議院憲法審査会の幹事懇談会が開かれ、緊急事態条項についての議論を深めるため、来月中旬までに衆議院の事務局が条項のイメージ案を作成し、それをもとに討議を進めていくことで与野党が合意しました。
源議事録・一次ソース
- 日本国憲法
出典: e-Gov 法令検索
- 衆議院 憲法審査会
出典: 衆議院
- 参議院 憲法審査会
出典: 参議院
- 日本国憲法改正草案(自民党 2012 年)
出典: 自由民主党
- 国会会議録検索(「憲法改正」9 条議論 2017 年)
出典: 国立国会図書館